3次元回転浮遊培養装置 CellPet 3D-LCellPet 3D-L
製品特徴
CELLFLOAT技術を活用し、大量の細胞や大型の細胞組織を培養

<特徴①>
当社独自の3次元回転浮遊培養技術『CELLFLOAT』を活用し、大容量の培養容器を使用して、一度に大量の細胞や大型細胞組織を効率的に培養することができます。
<特徴②>
CellPet 3D-Lでは、お客様の培養条件に応じて、培養容器の形状や容量、培地へのガス交換機構をカスタマイズできます。また、オートクレーブやEOG滅菌対応も可能です。
<特徴③>
CellPet 3D-Lの本体サイズは、使用する培養容器やCO2インキュベータ、設置スペースに合わせてカスタマイズできます。
お客様のご要望に応じて柔軟に対応いたしますので、どうぞお気軽にご相談ください。
培養実績
大容量培養容器とCellPet 3D-Lを用いた、ヒト骨肉腫由来樹立細胞株「MG63」の大量培養例
仕様培地:D-MEM (High Glucose)+10% FBS+抗生剤
培養期間:12日間
培養環境:CO2インキュベータ内<庫内温度は37℃、CO2濃度は5%>
-その他の培養例-
①ヒト肝臓がん由来細胞「HepG2」+ヒト血管内皮細胞「HUVEC」+ヒト間葉系幹細胞(MSC)の共培養
②ヒト耳介由来弾性軟骨前駆細胞を用いた弾性軟骨の大型組織の再構築

大容量培養容器

大量培養したヒト骨肉腫由来樹立細胞株「MG63」
カスタマイズ例
■培養容器のカスタマイズ例
大容量培養容器
(容量:550mL、ガス交換機構付き)

一度に大量の細胞や大型の細胞組織を培養することが可能
中容量培養容器
(容量:180mL/個、直列連結、ガス交換機構付き)

異なる種類の細胞や培養条件下でも同時に培養することが可能
■CellPet 3D-Lのカスタマイズ例
容器サイズに合わせた最適化

培養容器の容量をお客様にて固定される場合、そのサイズに合わせて最適化したCellPet 3D-Lをご提案いたします。
画像による細胞(組織)浮遊位置調整機能の追加

大型組織や大量の細胞を培養する際、培養容器側面に取り付けたカメラで細胞や組織の浮遊位置をモニタリングし、容器回転数を自動調整することで、容器内で最適な浮遊位置を維持できる機能の追加が可能です。この機能により、より安定した培養環境が実現します。
[参考]:培養容器のガス交換機構の仕組みについて

ガス交換機構付きの培養容器内部には、ガス透過膜で包まれた筒が設置され、外部から導入された気体(外気)が透過膜を通じて培地に溶解します。
例えば、CO₂環境下で使用する場合、環境分圧に応じてCO₂が培地に溶け込みます。